クラウドファンディングで資金を集め、自由な結婚式を実現させた、西村夫婦の「カスタマイズ婚」。
ゲスト側も、安価な参加費でLIVE配信による参加ができるなど、新しい取り組みがたくさん!
現代の結婚式観にピッタリの、新しい結婚式スタイルをご紹介します!
「スペシャルな笑顔、スペシャルな体験、スペシャルな日を、ハンティングしに行こう!」をモットーに日々を楽しむカップル、自称【】です。 スペシャルハンターズ
イチから手作りする、アウトドアフェスウェディングを計画中の私たち。
こんな素敵な結婚式を発見しました!
やりたいやつ、まさにコレじゃん!会費を前金制にするためにネットショップでチケット販売を考えてたけど、クラファンという手があるのか!勉強になる✍️
結婚式のあたらしい選択肢「カスタマイズ婚」で、日本の結婚式を本気で変えたい! – クラウドファンディングCAMPFIRE https://t.co/w8ZTCLEDL6
— ショーコ🌼プレ花嫁ブロガー (@spehun_w) July 19, 2019
いるじゃん、いるじゃん、「普通」じゃない結婚式をしている先輩カップルさん。
ツイッターで「カスタマイズ婚についてブログに書かせてください!」とお願いをし、了承を得て書かせてもらうことになりましたー!
この先輩カップルさんを、西村夫婦( @prehanamuko0501)と呼ばせていただきますね。 @techikowedding
西村夫婦の結婚式アイデアが目から鱗なので、今日はそれをご紹介したいと思います。
・「カスタマイズ婚」という新しい形式の結婚式の全貌が分かります。
・結婚式を盛り上げるための具体的な戦略が分かります。
・自由な結婚式、お金のかからない結婚式の作り方が分かります。
目次
カスタマイズ婚とは? by西村夫婦パイセン
今まで、「アウトドアウェディング」とか「キャンプウェディング」とかで検索していたけど、新しいワードが出てきました!
その名も、「カスタマイズ婚」!!
【カスタマイズ婚とは】
- 新郎新婦にとっては、「自分たちらしく、自由にカスタマイズ」ができる結婚式
- ゲストにとっては、「参加の方法を自由に選べる」結婚式
しかも、この「カスタマイズ婚」を実施&広めるために、クラウドファンディング(CAMPFIRE)で資金調達しているのです!
クラウドファンディングで結婚式という斬新さだけでなく、色々と参考にしたいアイデアが満載なので、詳しくご紹介したいと思います。
※このプロジェクトはすでに終了しています。
クラウドファンディングのメリット
世の中に、新しい結婚式の選択肢「カスタマイズ婚」をつくりあげるための挑戦
これが、西村夫婦がクラウドファンディングを行った最大の目的。
ただ、その大きな目的だけではなく、クラウドファンディングを行うメリットはたくさんあります。
それらが、西村夫婦がクラウドファンディングに踏み切った理由じゃないかもしれませんが、私が魅力に感じるメリットを挙げてみたいと思います。
【クラウドファンディングで資金調達をするメリット】
・結婚式前に現金が手に入る
・ゲストに面白がってもらえる
・企業へリーチする可能性がある
結婚式前に現金が手に入る
一般的なブライダル会社を通じての披露宴だと、お祝儀払いなど、当日の支払いでOKというところもあります。
しかし、手作りの結婚式だと、会場費や装飾費、ケータリング代など、前払いでの支出がほとんどです。
ということは、現時点での貯蓄で結婚式費用を賄わなければならないのです。貯金ほぼゼロ!の私たちからすると、ものすごくハードルが高い…。
でも、クラウドファンディングの時期を少し早めに行えば、結婚式開催前に現金を手にすることができるのです。
※上記のクラウドファンディングCAMPFIREだと、プロジェクト終了後、翌月末の振り込みとのこと。
・当日受付係に現金の管理を頼まなくて済むから楽
・ドタキャンを防げる
と、ずる賢いことを考えていたよ。
クラウドファンディングっていう発想はなかったけど、BASEとかで、事前にチケットを買ってもらう制度にしたいな〜と思ってた。
結婚式に参加するっていうだけでも、色々と煩わしいことあるだろうに、事前にネットで支払いをしないとアカンって、「面倒くさっ!」って思われそう。
ゲストに手間を掛けさせたくないねんな〜。
近しい友達なら協力してくれるだろうけど、久しぶりに連絡取る子とかに「早く買ってね〜!」とか催促しづらいし。
ゲスト全員が事前にネット決済は、ちょっと難しいかな。
でも、クラウドファンディングは下記2つの理由から見てもやりたいな〜。
ゲストに面白がってもらえる
クラウドファンディングで結婚式をすると言うと、「人のお金で結婚式するの?」と嫌悪感を持つ人もいるかもしれませんが、「何それ!面白そう!」と思ってくれる人も少なからずいるはずです。
面白がってくれるということは、結婚式に対して興味を持ってくれ、楽しみにしてくれるということ。
この、「楽しみにしてくれる」というこそが、結婚式を成功させる最大の鍵だと思っています。
誘われたからなんとなく行くイベントと、「楽しそう!」と思って行くイベント。どちらの方が参加者の熱量が高いか?もちろん後者だと思います。
熱量が高いと、「楽しもう」という能動的な意思が働きます。
なんとなく集まったゲストで構成されたイベントと、「楽しもう!」と能動的に参加してくれているゲストで構成されたイベント。そりゃもちろん、後者のイベントにしていきたいわけです。
クラウドファンディングは、「楽しそう!」と思ってもらうための作戦とも言えると思います。
準備段階を逐一発信して、当日のイメージをゲストにも共有してもらう。
イメージを共有することで、「楽しむ」ための心の準備ができると思っているから!
キャンプ場で結婚式とか、アウトドアウェディングって言われても、なかなか想像がつかない。
特に、俺みたいなインドア派にとっては、想像もつかない結婚式への参加は「不安」でしかない。
それを、事前にイメージ共有してくれていたら、「不安」は「安心」に変わる。
当日のタイムスケジュールを公開して、心の準備をしていてもらうのもアリやと思ってるで。
企業へリーチする可能性がある
個人の時代と言われて久しい今日。個人にスポンサーがつくことも珍しくない世の中ですが、今まで特に目立った活動をしていなかったカップルに、突然スポンサーがつくということは考えにくいです。
でも、クラウドファンディングで話題になり、注目してもらうことができれば、クラウドファンディングのリターンを購入してもらえる可能性があります。
実際に西村夫婦は、企業用のリターンを用意し、15万円の宣伝枠を3つ購入してもらっています。
このブログを立ち上げた経緯として、ブログでの収入を得るためというのが1番。
でも、ちょっと変わったウェディングの準備段階を詳細に記事にすることで、関連のある企業がサポートしてくれたりしないかな〜という淡い期待はめちゃくちゃこもってる笑。
商品提供でもいい、サンプルモニターでもいい、広告枠でもいい、コラボでもいい、何かできたら嬉しい。その価値があると思ってもらえるように、地道に頑張ります〜!
でも確かに、ブログを立ち上げる時にショーコ言ってたな。
アウトドアフェスウェディングで「ドリンク提供してもらえないかな〜」とか、ブログや動画で宣伝するから「会場費安くしてもらえないかな〜」とか。
マネしたい!カスタマイズ婚ならではのアイデア
クラウドファンディングを利用しているということ以外にも、まだまだ面白いアイデアがたくさんあります!
「カスタマイズ婚」の良いところは、自分たちの思い通りにプランを組むことができ、必要なものを揃え、余計な追加料金等をかけずに、自由にアレンジできるということです。
イチからイベントやフェスを手作りするのと同じ感覚ですね!
会場はAirbnbで借りる
まず驚いたのは、結婚式会場をAirbnbで借りているということ!!
私たちも、正規の結婚式場で探すつもりはあまりなく、グランピング場やキャンプ場が候補でした。
アウトドアフェスウェディングと言っているくらいなので、都会のど真ん中ではなく、郊外でやりたいと考えています。
郊外なら、Airbnbで別荘を借りるという手があるんですね!
Airbnbは、もはや旅行先の宿探しだけじゃない!イベント会場やパーティー会場として借りられる物件探しにも使える!
自由度も高く、価格も抑えられるから、これから広がりそうなAirbnbの使い方ですね!
LIVE配信で参加してもらう
「カスタマイズ婚」のカスタマイズの意味として、ゲストが参加方法を選べるという特徴があります。
もちろん、当日現地に赴くというのがスタンダードな参加方法なのですが、当日来られないゲストのために、LIVE配信での参加というリターンを少額で用意されていました。
「当日は旅行の予定があって行けないけど、お祝いしたい」とか、「子どもの都合で行けないけど、お祝いしたい」とか、あとは「結婚式に参列するほどの間柄じゃないけど、お祝いしたい」とか。
そんな人にとっては、参加を断るのは心苦しいけど、「LIVE配信で参加するよ」と言えるのは嬉しいのではないでしょうか。
LIVE配信という発想はなかったな〜!これはマネしたいアイデア!
だから、旦那さんや子どもを連れて来れるような家族割りがあったらイイかな〜とか、小さな子ども連れでも楽しめるように、保育士さんとかベビーシッターさんがいるキッズスペースを作れたら最高だな〜とか考えてた。
でも、やっぱりそれは私の「来てほしい!」のエゴでしかなくて、物理的に行くのは厳しい人もたくさんいると思う。
そんな人向けに、LIVE配信を通じてお祝いしてもらうっていうのは、現実的で素敵なアイデアだな〜。
手伝ってくれる仲間をチーム化する
プロジェクト内では、「共賓」という単語で表現されています。結婚式を一緒に創り上げる仲間ですね。
今の時代、動画編集ができる友人、カメラワークができる友人、ヘアメイクができる友人、司会ができる友人など、それを本業としていなくても、趣味の延長線上で得意なことを持っている人はたくさんいます。
そんな友人に、結婚式を手伝ってもらう。
ここまでは一般的だと思うのですが、「共賓」とすることで、手伝ってくれる友人をチーム化しているのです。
単独で手伝ってもらうよりも、「俺たちは結婚式というプロジェクトを成功させるためのチームなんだ!」と、チームの一員として手伝ってもらった方が、能動的に楽しんでもらえると思うのです。
単なるゲストとして参加してもらうより、当事者となって参加してもらう方が、断然熱量が上がる。
特に、手作りのアウトドアフェスウェディングだと、装飾や設営にも人手が欲しい。ゲストを巻き込んで一体化させるために、LINE@で色々配信しようかな〜とは思ってた。
でも、それプラス、名前を与えるって結構重要だよね。チーム名があると一気に当事者感が増すもん。これは是非やろう。
企業にスポンサーになってもらう
クラウドファンディングを行うメリットとして、企業にリーチする可能性があると書きました。
西村夫婦が用意していたリターンは、結婚式参加者に配るBOOKのページ内に、宣伝枠を設けるというもの。
こういった、THEスポンサーという形で企業に協力してもらえるのは、クラウドファンディングならではだな〜と思います。
私が想像していたBASEでの結婚式の前売りチケット販売では、こうはいきません。
あとは、取材を受けて、「カスタマイズ婚」の認知度を高めている点も素敵だな、と感じました。
クラウドファンディングでパトロンになった、チュールウェディングを運営するリクシィの代表取締役との対談取材を行っています。
チュールウェディングはブライダル全般を扱うサイトなので、業界への影響もありますよね。
▶︎対談記事はこちら
▶︎チュールウェディングによる当日レポはこちら
メリット云々もあるけど、それって単純に嬉しいよね!
まとめ
ゲストの参加方法も自由っていうところは詰めが必要だけど。
この「カスタマイズ婚」形式に賛同してくれた、インドア彼氏ことチャッキーだけど、クラウドファンディングとなると、話は別かもしれないな〜。
私も、ブライダル業界の、「ブライダル価格」と「縛りの厳しさ」と「決まりきった流れ」には疑問を抱いている。
クラウドファンディングを利用するかどうかは、もう少し考えるとして、西村夫婦のアイデアは活かさせてもらおう。